2022年度の医学部医学科の学費を国公立・私立で解説
医学部受験合格を目指している受験生で、医学部の学費について気になったことのない人はいないでしょう。

この記事では、医学部の学費一覧や、2022年度の私立大学医学部の学費ランキングと2023年度の変更点について詳しく紹介していきます。

2022年現在の医学部の学費

2022年現在の医学部の学費

国公立大学の年間の学費

高いイメージのある医学部の学費ですが、国公立大学の年間の学費は入学金が282,000円、授業料が535,800円と他学部と変わりません。

医学部が6年間あることを考えると、4年制の大学と比較して卒業するのに2年間分=およそ100万円は高いという計算になります。

6年間では合計およそ500万円から600万円となります。

偏差値と学費に関係がある?

私立大学の学費は、国公立大学と違って大学ごとに設定されています。

一番学費が高い大学と一番学費が低い大学の差は、なんと3000万円ほど。

しかも学費は主に、偏差値が高いほど学費が安いという傾向になっています。

傾向なので、一概には言えませんが、私立大学でも偏差値が上位の慶應義塾大学医学部や順天堂大学医学部、日本医科大学医学部や東京慈恵会医科大学医学部はすべて、学費を一覧でみると非常に安い側に偏っています。

特待生制度による学費免除などに注目しよう

私大医学部は学費が非常に高く、必死に勉強して入試を突破して合格しても通うためにはその金額が立ちふさがります。

しかし、学費が払えなくても私立大学医学部に通う方法はいくつかあります。

学費が実質0円である医学部に通うことも方法の一つですが、しっかりとした特待生制度なども多く設定されていますから、ぜひ利用しましょう。

私立大学医学部の学費ランキング2022

私立大学医学部の学費ランキング2022
私立大学医学部の学費ランキング2022年度版を以下に示します。

私立大学医学部医学科の学費一覧表

ランキング(安い順) 大学名 6年間の学費総額(円) 初年度納入金(円)
1 国際医療福祉大学 19,190,000 4,615,000
2 順天堂大学 20,800,000 2,900,000
3 慶應義塾大学 22,059,600 3,843,350
4 日本医科大学 22,297,800 4,797,800
5 自治医科大学 22,600,000 4,600,000
6 東京慈恵会医科大学 22,810,000 3,810,000
7 東邦大学 26,297,800 5,297,800
8 関西医科大学 28,140,000 5,860,000
9 昭和大学 28,172,000 5,422,000
10 東京医科大学 29,833,800 4,978,800
11 藤田医科大学 30,526,000 6,596,000
12 産業医科大学 30,697,800 6,122,800
13 大阪医科薬科大学 32,075,000 6,600,000
14 日本大学 33,100,000 6,350,000
15 東北医科薬科大学 34,007,800 6,507,800
16 愛知医科大学 34,350,000 8,350,000
17 聖マリアンナ医科大学 34,732,000 7,217,000
18 岩手医科大学 35,286,000 10,236,000
19 東海大学 35,306,200 6,473,200
20 近畿大学 35,827,000 6,804,500
21 久留米大学 36,378,000 9,313,000
22 獨協医科大学 37,300,000 9,300,000
23 杏林大学 37,590,700 10,090,700
24 兵庫医科大学 37,600,000 9,025,000
25 福岡大学 37,738,260 8,626,710
26 帝京大学 39,380,140 9,370,140
27 北里大学 39,528,000 9,438,000
28 埼玉医科大学 39,570,000 8,820,000
29 金沢医科大学 40,543,000 11,943,000
30 東京女子医科大学 46,214,000 11,449,000
31 川崎医科大学 47,365,000 12,215,000

最新版2023年度の変更点

最新版2023年度の変更点

東京女子医科大学の値上げ

2023年度は医学部の学費に大きな変更点はありません。

記憶に最も新しい私立大学医学部の学費値上げは、おそらく東京女子医科大学のものかと思います。

2021年度より、6年間の総額を1200万円値上げし、学費ランキングで一気に川崎医科大学に次ぐ2位に躍り出ました。

その他、昭和大学も2020年度から500万円値上げし、その時以来、人気が下がっています。

私立大学医学部の受験校、志望校を選ぶうえで学費は非常に大事なポイントです。

学費ランキングで安い大学が人気なのはもちろんですが、東京女子医科大学や昭和大学などの人気な大学が学費をあげたことで、他の大学に志願者が拡散し、2022年などここ数年、医学部はさらに難易度が上がっています。

国公立大学も値上げをする可能性が

文部科学省が、2022年に、国が標準額を定める国立大の授業料について、大学の裁量で金額を決められるようにすることについて検討を始めました。

国立大学の授業料の標準額は年間¥535,800とされており、大学の判断で20%増の¥642,960円まで増額をすることが認めていましたが、値上げをする国公立大学はほとんどありませんでした。

しかし、東京工業大学と東京藝術大学が2019年から値上げを踏み切ったのを筆頭に、一橋大学と医学部を設置する千葉大学、東京医科歯科大学も2020年4月より年間¥642,960に値上げをすることがを発表。

医学生を医師になるまで一人育てるのに実は莫大な金額がかかっていると言われていますが、もしかしたら今後も国公立大学で学費を値上げする医学部が現れるかもしれません。

まとめ

今回の記事では、特に私立大学医学部の学費ランキングや、変更点一覧について特集しました。

ただでさえ難易度の高い医学部受験に合格するだけでも大変だというのに、入試に合格しても学費のせいで通うことができないだなんて避けたいですよね。

今回は2022年度の学費一覧についての情報を紹介しましたが、下記のサイトでは学費はもちろん、奨学金や免除制度についても特集しています。

ぜひ2022年の医学部学費を参考にして医学部合格を目指してくださいね。

https://医学部.jp/hikaku/gakuhi.php

投稿日:2022年10月6日 更新日:

新しい記事はありません

    • カテゴリーなし